@article{oai:muroran-it.repo.nii.ac.jp:00010054, author = {CESPA, Marianna and チェスパ, マリアンナ}, journal = {北海道言語文化研究, Journal of Language and Culture of Hokkaido}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿は、イタリア語における時制の一致のルールの正確な適用に対して言語学的視点と語学教育の視点の双方から考察することを目的としている。具体的に、なぜ時制の一致のルールに従っているはずなのに非文と判断される複文が多いのか、また正確な時制形式を選択するには何を考察すればよいのかなどという疑問点に対して論じるが、それらの疑問点に対して正確な選択のための観点の提案のほかに「完了性」という概念を軸にすべきであるということを提案する。主な論点は、1)正確な時制形式の選択のための観点は六つであること、2)時制形式の適用が複文の種類により異なること、3)学習者の複合時制に伴う「完了性」に対する理解が不十分であることである。具体的に、1)と2)に関して、時制を選択する際の観点が主節における動詞の性質と、主節と従属節における動詞の時間的な相関関係のみではない、ということを明確にする。最後に、3)に関して、複合時制の過去分詞における「完了性」の機能が時制の選択にとって重要であるため、時制の一致のルールが「テンス」の視点のみではなく「アスペクト」の視点からも考察しなくてはならないと主張する。}, pages = {37--53}, title = {イタリア語における時制の一致に関するルールの適用とその観点について}, volume = {17}, year = {2019} }