@article{oai:muroran-it.repo.nii.ac.jp:02000008, author = {大喜多, 紀明 and OHGITA, Noriaki}, journal = {北海道言語文化研究, Journal of Language and Culture of Hokkaido}, month = {Mar}, note = {本稿では、2種類の和人の物語(前半は「三人兄妹」であり後半は「甲賀三郎譚」の展開である)に由来する、白沢ナベを話者としたカムイユカラ「和人の若殿の物語」に注目し、交差対句に基づく構造分析をおこなった。本稿の分析によれば、テキスト全体を範囲とする交差対句と、テキストの部分における交差対句の、双方をみいだすことができた。このことは、テキストにみとめられる交差対句が、アイヌ口承に付加された「形式」自体の伝承によるものではなく、テキストが編成された際に新たに付加されたものであることを示している。なお、テキスト全体の交差対句は主に異郷訪問譚の性質に起因し、部分にみとめられる交差対句については話者の心性に起因している。}, pages = {21--45}, title = {和人の2編の物語に影響されたカムイユカラ「和人の若殿の物語」にみとめられる交差対句構造}, volume = {19}, year = {2021} }