@article{oai:muroran-it.repo.nii.ac.jp:00009560, author = {烏燕嘎, and Uyanga,}, journal = {北海道言語文化研究, A Preliminary Survey of Chinook Jargon Lexical Item Use in the Pacific Northwest}, month = {}, note = {application/pdf, 『満洲実録』(1781 年)は 18 世紀に皇帝の命令によって編纂された清太祖の実録であり、当時の規範性 が高いモンゴル語の文章語と考えられる。しかし、清太祖の実録は『満洲実録』以前にも、何回か編纂され ている。本稿では、文献学的研究と言語学的研究の両面から、『満洲実録』のモンゴル語はどのような特徴を 持っているか、その編纂に際して、乾隆時代以前に編纂された実録のモンゴル語を継承している可能性があ るかどうかについて検討した。 『満洲実録』は 1781 年に清朝の皇帝の命により、文人たちを集めて編纂したものであり、そのモンゴル 語は、当時の公的な規範を示そうとした書き言葉とみなすことができる。文献研究からは、『満洲実録』のモ ンゴル語より前に、少なくとも一つのモンゴル語の太祖実録があったことが分かった。言語学的特徴からは、 出現回数の多い規則的な現れ(特徴)と並んで、出現回数の少ない例外的な表れが見られる。出現回数の多 い規則的な現れは、当時のモンゴル語の規範を示しているとみなすことができる。少数の例外的な現れは、 より古い時代の特徴が残存しているものであることが考えられる。そのため、『満洲実録』のモンゴル語の編 纂に際してはそれ以前の何れかの清太祖実録に基づいて編纂された可能性が高い。}, pages = {167--181}, title = {『満洲実録』のモンゴル語における表記上の特徴}, volume = {15}, year = {2017} }