@article{oai:muroran-it.repo.nii.ac.jp:00009663, author = {大喜多, 紀明 and OHGITA, Noriaki}, issue = {1}, journal = {北海道言語文化研究, Journal of language and culture of Hokkaido}, month = {}, note = {application/pdf, 大林(1979)は、裏返し構造を、異郷訪問譚形式の物語に見いだされる特徴的な構造と推認した。一方、異郷訪問譚とは言えない物語にも裏返し構造による物語の存在が、大喜多(2016)ではアイヌ口承テキストに、大喜多(2017)では旧約聖書(日本聖書協会1989)の「創世記」冒頭の5 編の物語テキストに確認されており、当該構造が見いだされる範囲については、異郷訪問譚の範囲に限定するべきではないことが指摘されている。ただし、大喜多(2016)および大喜多(2017)が指摘した事例数は決して多いとは言えない。そこで、本稿では、旧約聖書を検討した大喜多(2017)の知見を前提に、そもそも聖書テキストには、異郷訪問譚とは言えないにもかかわらず、裏返し構造になりやすい性質があると言えるか否かの確認を行うべく、今まで検証されてこなかった、新約聖書(日本聖書協会1989)に収納された物語を題材に、裏返し構造を当てはめる観点による分析を行った。なお、本稿では、新約聖書に収納された「マタイによる福音書」の巻頭の5 編の物語をテキストとした。}, pages = {25--48}, title = {新約聖書「マタイによる福音書」の冒頭に配置された5つの物語の構造:「対称性仮説」の蓋然性}, volume = {16}, year = {2018}, yomi = {オオギタ, ノリアキ} }